種名：Nipponites occidentalis?産地：北海道 芦別市 芦別川本流時代：コニアシアン
日本が世界に誇る異常巻きアンモナイトの代表格であるニッポニテスです。
N. mirabilisがよく産出する地域ではありますが，N. mirabilisと比較して巻きがゆるく，三角形に近い形をしているためN. occidentalisの可能性が高いと判断しました。 クリーニングに伴う多少の補修はございますが，この産地のニッポニテス特有の茶味がかった深い黒色の殻がきちんと確認できます。 また，ニッポでは珍しく連室細管が確認でき(画像10参照)，保存の良さがうかがい知れます。 どこまで保存されているかはわかりませんが，母岩がまだ残っているので，クリーニングすればもう少し続きが出てくるかもしれません。
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